Maschine MK3 Beat Make Major Scale Random Counterpoint

今回は、メジャースケールで対位法に挑戦してみました
トラック1
 ピアノをバリエーション機能のランダマイズで3パターン作る
トラック2
 ピアノでランダムで作ったメロディに対位法で重ねる
トラック3
 効果音を適当に入れる

120bpmの落ち着いたテンポ
6時間ぐらいで作成
Description>>
対位法(たいいほう)とは、音楽理論のひとつであり、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ、互いによく調和して重ね合わせる技法である。
対位法と並び、西洋音楽の音楽理論の根幹をなすものとして和声法がある。和声法が主に楽曲に使われている個々の和音の類別や、和音をいかに経時的に連結するか(声部の配置を含む和音進行)を問題にするのに対し、対位法は主に「いかに同時的に旋律を重ねるか」という観点から論じられる。もっとも、和声法においても和音を連結する際に各声部の旋律の流れは論じられるし、対位法においても旋律間の調和を問題とする以上、音の積み重ねとして生ずる和音を無視するわけではないので、これら二つの理論は単に観点の違いであって、全く相反するような性質のものではないと言える。

いつもはアルペジオにランダムメロディを重ねていましたが、対位法という古典的な作りで調整したらどうなるか研究してみました。

対位法を使うにはいろいろとルールを守る必要があります。

協和音程と前回研究した不協和音程を組み合わせて作ります。
3度、5度、6度、8度は、協和音程
2度、4度、7度は、不協和音程

度数>>
メジャースケールの場合
ドから数えて
ド=1度
レ=2度
ミ=3度
ファ=4度
ソ=5度
ラ=6度
シ=7度
ド=8度

もっとも美しく協和する音程は3度と6度
 連続させるのは良くない

協和音程7割 不協和音程3割で作るとバランスが良くなる

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等価対位法
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等価対位法=全音符♩(そのままのメロディ)に対して全音符♩(対位法で重ねるメロディ)をつける

完全5度と完全8度は響きが硬いので注意が必要>>
完全5度=どこから弾いても半音10個なので完全
完全8度=どこから弾いても半音12個なので完全

完全5度 完全8度は連続させない

並達5度=2つの音符とも同じ方向に進んで完全5度を作るのはNG
 重ねるとクロスになるようにする
NG     OK
  ♪5    ♪
 ⇗      ⇘
♪        ♪5

  ♪       ♪
 ⇗      ⇗
♪       ♪
並達8度=2つの音符とも同じ方向に進んで完全8度を作るのはNG
 重ねるとクロスになるようにする
NG     OK
  ♪8    ♪
 ⇗      ⇘
♪        ♪8

  ♪       ♪
 ⇗      ⇗
♪       ♪
開始は完全5度または完全8度
跳躍=隣の音(2度の音)ではなく3度以上の音に飛ぶこと
 対位法では8度(1オクターブ単位)を例外として大幅な跳躍は短6度(半音10個)まで

順次進行=隣の音(2度上または2度下の音)に進む

不協和音の前後は順次進行で進む

クライマックスである高音域は後半に出現すべき
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二分割体位法
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二分割体位法=全音符♩を半分♪♪にして対位法を作る
 最初の2分音符♪を強拍、後半の2分音符♪を弱拍
強拍に使える音程は、完全1度、3度、完全5度、6度、完全8度
弱拍は、前後が順次進行することを条件として、完全4度や2度や7度が使えますこれらの不協和音程は、刺繍音や経過音と呼ばれます
刺繍音=和声音から長2度上や短2度上、または短2度下の和音外の音に出て、すぐ元の和声音に戻る、その音外の音
  ♪弱不   or  ♪弱不 ♪
♪   ♪        ♪ 
経過音=高さの違う2つの和声音を順次進行で結びつける音
  ♪     ♪
 ♪弱不  or  ♪弱不
♪         ♪
例外 
逸音=対旋律が2度上行してから3度下行するラインであれば、不況和音程から跳躍することができます
 ♪弱不

   ♪跳躍
2分音符で創作する対旋律は、隣の音へと進行する順次進行を基本とし、スパイスとして跳躍を使うようにします。跳躍は3度から短6度(半音9個)までと完全8度が可能であり、長6度(半音10個)や7度、9度以上はできません。
2分割体位法では、冒頭の小説は2分休符を置いて、弱拍から始めます。
・♪ ♪♪ ♪♪
♩  ♩  ♩
その他、移勢対位法、華麗対位法などがある
ランダムメロディに対位法が使えるということは、何パターンもメロディを作れるということである。

 

Maschine MK3 Beat Make Phrygian Scale

今回は、フリジアンスケールに挑戦してみました

トラック1
 アフリカンなドラムを入れる
 野生的な感じを演出
トラック2
 ベースストリングをCフリジアンで入れる
トラック3
 笛のコードをCフリジアンで入れる
トラック4
 金管楽器のホルンでCフリジアンでメロディを入れる
 Brassが勇ましい感じを演出している
 古いスケールなのでファンタジーな感じになっている
トラック5
 効果音を何個か入れる
152bpm ホルンのメロディのテンポが遅かったので調整しました
6時間ぐらいで作成

Cアイオニアン
Dドリアン
Eフリジアン★
Fリディアン
Gミクソディアン
Aエオリアン
Bロクリアン
Description>>
現在、僕らが何気なく使っているドレミファソラシドは誰が作ったのでしょうか。

古代ヨーロッパには「リラ」という4本の弦による琴のような楽器がありました。

この楽器では最低音と最高音を4度という音程に合わせて、間の残り2本の弦をどのような高さに調弦するかを工夫して演奏されていたようです。

たとえば、最低音をド、最高音をファ、間の音をレとミに設定すれば、順番に4つの弦を弾くと、ドレミファになります。

もっとも最初に作られたのは、現在の音名でいうところのラから始まって、ラソファミ、とミまで下がる4つの音でした。

この4つの音による音階のことを「テトラコルド」と呼びます。

そしてもう1種類、ミから始まって、ミレドシ、とシまで下がるテトラコルドを作ります。

2つを並べて順番に弾くと、ミレドシラソファミという7つの音による1オクターブの音階ができます。

これがドレミファソラシドの元祖と言われる「フリジアンスケール」です。

Effect>>
エキゾチック、中近東風、オリエンタル

Development>>
ラの♭をとると2番目の音レから始まるメロディックマイナー第2モード
ミを追加するとスパニッシュスケール
ミ♭とラ♭をとるとインセンスケール(陰旋法)